診療科の紹介

診療科の紹介SUBJECT of MEDICAL TREATMENT

血液内科

患者さんへ

当科は悪性リンパ腫や急性白血病などの造血器悪性腫瘍に加え、特発性血小板減少性紫斑病や再生不良性貧血など血液疾患全般の診療を行っています。また、全国レベルの治療研究グループに参加し最新の治療を取り入れており、患者さんに標準治療の説明をしながら、ひとりひとりの患者さんに応じた過不足のない治療方法を選択していただけるよう心がけています。

現在、常勤医師4名で診療を行っています。2023年の入院患者実数は115名に達し、そのうち大半は血液の悪性疾患により化学療法が必要な方でした。初回の化学療法は入院で行いますが、副作用等の問題がなければ2回目以降は可能な限り外来で行うことで、入院による体力低下を避けています。

また、当院では特別な空調設備を使用してきれいな空気を循環させる無菌室を4床完備しており、感染のリスク軽減に努めています。

休診案内

※急な変更等により、お知らせが出来ない場合もございます。

休診医師 休診日 代診医師

外来診療担当医表

各診療科の外来診療担当医表は下記PDFをご覧ください。

スタッフ紹介

職種 名前 役職や資格など
医師 清水 義文 清水 義文
副院長
日本内科学会認定総合内科専門医、日本血液学会認定血液専門医・指導医
医師 森 亜子 森 亜子
血液内科主任部長
日本内科学会認定医
医師 今戸 健人 今戸 健人
血液内科部長
日本内科学会 認定内科医・指導医、日本血液学会認定血液専門医・指導医、、日本血栓止血学会 血栓止血認定医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医
医師 田中 紀光 田中 紀光
血液内科医長
日本内科学会総合内科専門医
日本血液学会認定血液専門医
医師 藤田 佳之 藤田 佳之
緩和ケア研修会修了

対象疾患

造血器悪性腫瘍 急性・慢性白血病、骨髄異形成症候群、骨髄増殖性疾患、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫
各種貧血 鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血
その他 血小板減少性紫斑病など

外来診療

初診/再診

動くと動悸や息切れがする(貧血)や出血が止まりにくい(出血傾向)、頚(くび)や腋窩(脇の下)などにしこりを触れる(リンパ節腫大)などでかかりつけの先生からのご紹介がある場合や、健康診断で異常が見つかった場合の精査は、紹介状を持参の上、当院までお越しください。
病状が重篤な場合は入院治療も必要となります。

セカンドオピニオン
血液疾患全般に関する治療 清水 義文

主な入院診療

治療 悪性リンパ腫の治療
内容など 頚(くび)、腋窩(わきの下)、そけい部の腫れたリンパ節を生検し、診断します。治療は、抗腫瘍剤に加え、抗腫瘍モノクローナル抗体で治療します
治療 急性白血病の治療
内容など 複数の抗腫瘍剤を組み合わせ、繰り返し治療します。白血球が強く減少するので、無菌室で治療します。難治性の患者さんには骨髄移植を行い、完治を目指します。
治療 骨髄異形成症候群の治療
内容など 白血病細胞を伴わないタイプと白血病細胞を伴う進行性タイプがあり、前者は造血剤、エリスロポエチンなどで、後者はアザシチジンや抗腫瘍剤で治療します。

診療実績(2019年~2023年)

新規入院患者内訳
2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
悪性リンパ腫 60 59 55 50 58
多発性骨髄腫 7 11 6 12 12
急性骨髄性白血病 8 8 15 7 12
急性リンパ性白血病 3 1 1 2 5
特発性血小板減少性紫斑病 15 10 8 7 7
骨髄異形成症候群 7 10 7 8 6
骨髄増殖性疾患 2 5 4 5 2
再生不良性貧血 0 1 1 1 2
その他 11 17 7 13 9
自己末梢血幹細胞移植 2 1 2 1 2
同種造血幹細胞移植 0 0 0 0 0
合計 115 123 106 106 115
(単位:件)

広報

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