リウマチ性疾患センター

患者さんへ

関節リウマチや乾癬性関節炎などの関節炎は、早期に内科的な薬物治療や適切な生活指導・リハビリテーション指導を行うことで、病状をコントロールし関節破壊の進行を防ぐことができます。

しかし、関節破壊が進行した状態では、薬物治療で病勢を抑えることに加え、機能的な改善を図るために外科的な手術治療が必要となることがあります。そのため、内科系医師と外科系医師が緊密に連携してそれぞれの患者さんに合った治療を考えることが重要になります。また、関節障害の原因は多々あるため、適切な診断も必要となります。

そこで、当院では内科的・外科的に関節障害の連携評価を行い、薬物治療・外科的手術・装具作成・リハビリテーションをトータルマネジメントで提供するリウマチ性疾患センターを開設しました。

スタッフ紹介

職種	名前	役職や資格など
医師	萩原　敬史	リウマチ科主任部長日本内科学会認定医、日本リウマチ学会指導医・同専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本アレルギー学会専門医、日本骨粗鬆症学会認定医
医師	柏木　聡	リウマチ科部長日本整形外科学会専門医、日本リウマチ学会指導医・同専門医、日本リウマチ財団登録医、緩和ケア研修会修了、下肢創傷処置・管理のための講習会修了
医師	藤原　勇輝	整形外科主任医長医学博士、日本股関節学会評議委員、日本整形外科学会整形外科専門医
医師	鎌田　和弥	リウマチ科主任医長日本リウマチ学会専門医、日本内科学会認定内科医
医師	奈村　憲幸	医長日本内科学会認定内科医、日本リウマチ学会指導医・同専門医
医師	津村　慎太郎
医師	矢野　雄也

対象疾患

関節リウマチ・悪性関節リウマチ
脊椎関節炎（乾癬性関節炎・強直性脊椎炎など）
リウマチ性多発筋痛症、成人スチル病、RS3PE症候群、再発性多発軟骨炎
膠原病（全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、混合性結合組織病、全身性強皮症、皮膚筋炎・多発性筋炎など）

治療

診断

関節評価に加え、関節エコーやMRIなどの各種検査を駆使し、早期診断に努めます。

薬物治療

リウマチ性疾患の多くは根治療法はありません。しかし、適切な治療を行うことで進行を止めることができます。生物的製剤やJAK阻害剤などの新規治療薬や既存治療薬の併用なども含め、有効性を追求しつつ、かつ安全性の高い薬物療法を選択し治療を行います。

手術（対症部位により担当主科が異なります）

整形外科では膝・股関節・脊椎病変に対する手術治療を行います。
リウマチ科では手指・足趾・肘・足関節の外科的治療を行います。

リハビリテーション

生活指導などを通じ関節保護の理解を深めます。また、リハビリテーション指導による関節機能の回復に取り組みます。

手術実績（2022年1月～12月）

人工関節置換術（膝） ※整形外科手術実績の再掲	44
人工関節置換術（股） ※整形外科手術実績の再掲	43
手指・足趾・関節手術	22

(単位：件)

リウマチ科

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診療科の紹介SUBJECT of MEDICAL TREATMENT