新型コロナウイルス感染症に罹患された患者さま及び関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

9月11日（金）本院入院中の患者様1名が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。当該患者様は9月4日（金）に感染が確認された看護師が勤務していた病棟に入院しておりましたので、9月7日（月）にPCR検査を実施し、結果は陰性でした。しかし、9月11日（金）に当該患者様の発熱を確認したため、抗原検査およびPCR検査を実施したところ陽性と判明しました。当該患者様の状態から鑑みますと、院内感染の可能性があると判断しております。

保健所の指導の下、当該患者様と同室の3名の患者様につきましては、9月11日（金）にPCR検査を実施し、9月13日（日）に陰性を確認しました。当該患者様のケアに従事した看護師6名およびヘルパー2名は自宅待機中です。PCR検査を予定しております。

当該病棟の新規入院を中止するとともに、退院予定の患者様には延期をお願いし、健康観察を行っております。

また、9月11日（金）に救急搬送された外来患者様の新型コロナウイルスの感染がわかりました。当該外来患者様は、9月初旬まで当該病棟に入院しておりましたが、上述の入院患者様とは異なる病室であり、当該看護師の担当患者様ではありませんでした。そのため、感染経路不明として、保健所の調査中と聞いております。

当面の病院機能に関しまして、当該病棟以外の病棟への予定入院および外来診療は、現段階では通常通り行ってまいります。自宅待機等により医療従事者数が制限されることから、救急医療は継続するものの、軽症者の受け入れに縮小し診療致します。保健所の指導により、今後状況が変わることも想定されますので、その際は速やかに報告申し上げます。

患者さまやご家族、市民のみなさま並びに関係機関のみなさまにはご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。職員一同、より安全で安心な医療の提供に力を尽くしてまいります。よろしくお願い申し上げます。

2020年9月14日
宝塚市立病院
病院事業管理者　明石章則
　病院長　今中秀光