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市立病院で発生した医療事故について

1 概要
市立病院において手術を行った2名の患者様について、医療事故が発生しました。

① 市内在住 40歳代女性(整形外科)
令和4年5月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を施行した際に、本来手術すべき第4腰椎と第5腰椎間(L4/5)ではなく、第3腰椎と第4腰椎間(L3/4)を誤って手術していました。
その後、症状が増悪した患者様が他医を受診された際に手術部位の相違を指摘され、本年4月に当院を再受診されたところ、手術部位の誤認が判明したものです。

② 市内在住 60歳代女性(リウマチ科)
令和5年4月に母指CM関節症に対する関節形成術を施行した際に、本来摘出す べき大菱形骨(だいりょうけいこつ)ではなく、隣接する舟状骨(しゅうじょうこつ)を誤って摘出していました。術後のレントゲン撮影により、手術部位の誤認が判明したものです。

2 当院の対応
患者様とご家族様には謝罪するとともに、経緯をご説明しました。また、事故判明後は当院で経過観察等の対応を行っています。
慰謝料等の補償につきましても、誠実に対応してまいります。

3 病院長コメント
この度は、患者様とご家族様に大変な苦痛とご負担をお掛けし、心より深くお詫び申し上げます。
このような事故を繰り返すことのないよう、再発防止策の徹底を全職員に図り、病院全体で医療事故防止に努めてまいります。