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【当院の救急医療の現状②】救急外来について

前回、平日日中の救急外来での初期診療について、以下のとおりお伝えしました。
「救急科では、平日の日中の救急外来での初期診療を担当しており、救急科医師1名、研修医1~2名、救急医療センター看護師2~3名が治療にあたっています。救急搬送されることが多い脳神経外科や整形外科領域の疾患を持つ患者さんについては、それぞれの診療科で直接対応することもありますが、平日の日中に救急搬送された患者さんのうち約8割(1日あたり10人程度)の方々については救急科で初期対応しています。」

それでは、平日日中以外の時間帯(夜間及び土曜日·日曜日·祝日)はどのような体制で救急外来での初期診療を行っているのでしょうか。

夜間及び土日祝は、専攻医(医師免許取得後、2年の臨床研修を修了した医師)以上の経験を積んだ医師4名(内科系·外科系·ICU·消化器内科)、研修医1~2名、看護師2~3名が治療にあたっています。昨年、救急外来のモニターは全て新しいものに更新され、モニターの数も増え、より安全な状況になっています。

専門医が不在だったり、スタッフが院内の急変患者さんの対応にあたっている等の理由で救急搬送の受け入れができない場合があります。また、近年は救急搬送件数が増えてきたことにより、スタッフの数が足りなくなってきています。それでも、1人でも多くの患者さんに治療を行うため、スタッフが一丸となって業務を行っています。