当院では、緊急の治療が必要な患者さんを迅速に受け入れることができるよう、医療機関や救急隊から当院の医師へ直接電話をつなぐホットラインを開設しています。

ホットラインは3種類あります。
1つ目は院長ホットラインです。主に他病院や開業医の先生方からの診察依頼を受け付けるホットラインで、平日の日中は病院長などが電話をとり、それ以外の時間帯は当直医が電話をとります。

2つ目は重症ホットラインです。救急隊からの受け入れ要請を受け付けるホットラインで、平日の日中は救急科医師が電話をとり、それ以外の時間帯はICU当直医が電話をとります。患者さんが重症の場合は、その患者さんを早く病院に搬送することが救命率の向上につながるため、救急隊と医師が直接やりとりをしています。

3つ目は脳外科ホットラインです。こちらも救急隊からの受け入れ要請（主に脳卒中）を受け付けるホットラインで、脳神経外科の医師が電話をとります。

脳卒中は「時間との勝負」と言われており、発症後、速やかに治療する必要があるため、救急隊から医師に直接電話がかかるシステムを作っています。このシステムは、救命率向上と後遺症の症状の改善に寄与しています。